【日本SC協】2009年のSC売上高は、既存店ベースで6.3%減

2010/02/08 10:18
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 日本ショッピングセンター(SC)協会が発表した全国SCの2009年の年間売上高は、26兆8961億円(推計)と3年ぶりに27兆円を下回り、全店ベースでは前年比1.3%減と3年連続のマイナス、既存店ベースでは6.3%減と、統計を始めた2000年以降で最大の落ち込みだった。

 

 6月は一部のSCで夏のバーゲンの前倒し効果による売上増がみられたものの、7月頃からテナント退店による空き区画が増えた。11月の売上高は前年同月比8.7%減と月次ベースで統計が始まって以来のマイナス幅を記録、12月は冬のバーゲン前倒し効果でマイナス幅は改善(3.4%減)した。地域別では中部(8.6%減)、近畿(7.6%減)が低調で、九州・沖縄地方は4.1%減と比較的健闘した。

 

 調査は、全国2877SC(2008年12月末現在)の中から立地別・規模別に1000SCをサンプル抽出し、まとめた。集計は507SC(回収率50.7%)。

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