【メガネスーパー】3期連続の最終赤字に、通期で9000万円の損失

2009/12/14 16:12
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 眼鏡専門店大手のメガネスーパーは12月11日、2010年4月期の単独業績が9000万円の赤字になりそうだと発表した。従来予想は1億7000万円の黒字だった。眼鏡販売市場では均一低価格のワンプライスショップなどの台頭によって単価の下落が顕著になっているため、メガネスーパーでは客数アップのために「売り尽くしセール」や「レンズ50%OFFセール」など販促策を強化。その結果、09年5-10月期の売上高はほぼ計画通り推移したものの、粗利益率の低下により営業利益、経常利益は計画に達しなかった。

 

 10年4月期の営業利益は4億4000万円(従来予想は6億円)、経常利益は2億6000万円(同4億円)にとどまりそうだ。減損損失や店舗の構造改革費用を特別損失として計上するため、最終損益は赤字となる。08年4月は29億円の赤字、09年4月は37億円の赤字を計上しており、最終赤字は3期連続。ただ、営業利益、経常利益は3期ぶりの黒字となる。

 

 眼鏡専門店では最大手の三城ホールディングスも10年3月に6億円の最終赤字を見込んでおり、2期連続の赤字となる見通しだ。

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