Jフロント、営業利益は9%増、スーパー事業は0.4%の微増益

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 百貨店大手のJ.フロントリテイリングが発表した2010年度上半期(3~8月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.8%減の4666億円、営業利益は9.0%の73億円と減収増益だった。

 主力の百貨店業は、大丸心斎橋店「北館」(旧そごう)の開業効果や松坂屋名古屋駅店の閉鎖セールが売上げに寄与したものの、大丸梅田店増床工事に伴う売場縮小の影響もあって売上高が1.6%減の3633億円となった。だが、3月に大丸と松坂屋を合併して間接部門をスリム化したことなどで販売管理費が減少、営業利益は57億円と20.8%伸びた。

 スーパーマーケット(SM)業のピーコックストアは、店舗閉鎖と既存店の苦戦で売上高は3.5%減の595億円に落ち込んだが、首都圏と関西地区で6月に新物流センターを稼働させるなどオペレーションの効率化で営業利益は0.4%増の4億円となった。

 11年2月期通期の連結業績は売上高が2.5%減の9580億円、営業利益が2.2%増の190億円を見込む。また、SM業は売上高が3.5%減の1190億円、営業利益が1.5%増の14億円となる見通しだ。

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