関西スーパー、米国の農場に出資、牛肉や野菜などを計画輸入

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 関西スーパーマーケットは米カリフォルニア州にある農場「マサミキャトルランチ」(代表者・石田正美氏)に出資することを決めた。原子力発電所事故の影響で農畜産物への放射能汚染拡大が懸念されるなか、汚染の心配がない米国産の牛肉や野菜を確保する。

 8月24日付でマサミキャトルランチの株式の30%を取得し、関連会社とする。取得価格は非公表。

 同農場は肉牛の肥育のほか、牧場から出る牛ふんを肥料としてとうもろこしの栽培も手がけている。関西スーパーでは昨年末から今年始めにかけて同農場の協力で米国産のタマネギを輸入したところ顧客に好評を得た。今後はマサミキャトルランチ内に野菜加工用の冷蔵・冷凍施設を建設し、とうもろこしのほか、じゃがいもやかぼちゃなどの栽培に取り組み、日本に輸入する予定。

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