【三井物産】台湾のテレビ通販事業者を子会社化、アジア展開を視野

2009/07/08 00:33
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 三井物産は、台湾で24時間型テレビ通販事業を展開するショップネット社(台北市)の株式を台湾の中国信託グループ関連企業などから買取り、子会社化することで合意した。三井物産はショップネットの株式の85%を取得する。中国をはじめとしてアジア各国でも今後急速に24時間型テレビショッピングが拡大していくと判断し、買収を決めた。

 

 ショップネットはチャンネル名「ViVa」としてケーブルテレビを通じて通販番組を放送している。台湾のケーブルテレビ配信世帯数は全世帯の84%に当たる約630万世帯で、ショップネットは全配信世帯数に配信されている。今後は日本のテレビショッピングの売れ筋商品などの取り扱いを増やしていく予定。

 

 三井物産は2001年には米QVCと合弁でQVCジャパンを設立、国内のテレビ通販事業者として業界2位となっているほか、04年にはTBSのテレビ通販子会社であるグランマルシェにも出資している。

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