【ダイエー】上半期で販管費143億円削減、営業益は8億円の黒字に

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 ダイエーが発表した2010年度上半期(3~8月)の連結決算は、販売管理費を143億円削減した効果で営業損益は前年同期の約25億円の赤字から8億円の黒字に転換した。ただ、支払利息の負担などで経常損益は約7億円の赤字(前年同期は44億円の赤字)、減損損失の計上もあり純損益は16億円の赤字(同45億円の赤字)となった。営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は6.6%減の4636億円だった。

 ダイエー単体の既存店売上高は4%減で、店舗閉鎖の影響もあって営業収益は3524億円と5.8%のマイナス、販管費65億円の削減も追いつかず営業損益は4億円の赤字(同30億円の赤字)となった。8月末の店舗数は今年2月末に比べて6店舗減の217店で、11年2月末ではさらに211店にまで減らす計画だ。

 11年2月期通期では連結ベースで営業収益9300億円(前期比4.8%減)、営業利益45億円(前期は12億円の赤字)で2期ぶりの黒字転換となりそうだが、純損益は55億円の赤字(同119億円の赤字)で3期連続の赤字を見込む。

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