【食品販売】ネットスーパーは37%増の781億円に、11年見込み

2011/04/18 10:55
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 マーケティング調査の富士経済によるとネットスーパー事業での食品売上高は、2011年に前年比37.3%増の781億円になりそうだ。ネットスーパー事業では先行するイトーヨーカ堂のほか、イオンも急速に対応店舗を拡大している。食品スーパーなどの新規参入が続いていることから、今年も市場拡大が続くものと予想される。

 

 また、楽天市場などインターネット通販での食品販売も引き続き好調で、11年は16.2%増の3073億円に達する見込み。

 

 一方で、ネットスーパーやインターネット通販の台頭により、生協の宅配事業は漸減傾向にある。10年の売上高は0.7%減の1兆1800億円となった模様だが、11年も0.7%減で1兆1720億円になりそうだ。早ければ注文したその日に商品が届くネットスーパーに対して、生協は週に1度の配送が中心で、今後は配送頻度を上げる取り組みが課題になるだろう。

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