ローソン、九九プラスの完全子会社化中止、資金不正流出で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 ローソンは2月9日、株式交換による九九プラスの完全子会社化を中止すると発表した。チケット販売子会社ローソンエンターメディアの役員による資金の不正流出が発覚したことに伴い、株式交換の条件などを協議する必要が出てきたため。

 同社は昨年11月、生鮮コンビニ「ローソンストア100」「ショップ99」を展開する九九プラスを株式交換方式で完全子会社化と発表していた。3月1日付けで、九九プラスの株式1株に対して、ローソン株32.5株を割り当てる予定だった。

 ローソンと九九プラスは2007年2月に業務・資本提携を結び、第3者割当増資や公開買い付けでローソンは九九プラスを連結子会社化した。現在、ローソンは九九プラスに77.7%を出資している。

 九九プラスはすでに連結子会社となっているため、今回の株式交換中止がローソンの業績に与える影響はほとんどない。

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