【モリヤ】仙台の地場スーパーが倒産、負債総額約100億円

2010/08/03 10:01
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 仙台を拠点とする地場食品スーパーのモリヤ(仙台市宮城野区)が7月30日、仙台地裁へ民事再生法の適用を申請、経営破綻した。負債総額は約100億円。

 

 同社は、1977年8月に設立された前身のヤマモの事業を引き継ぐかたちで89年7月に設立され、「フレッシュフードモリヤ」「スーパービッグ」「パワーズ」の店名で食品スーパー19店舗を展開している。

 

 2009年6月期は約212億の売上高を計上していたが、大手スーパーの仙台圏進出やデフレの進行で価格競争が激化、既存店舗の業績は低迷していた。このため、新規出店にともなう設備投資負担が重荷となり資金繰りがひっ迫、自力での再建を断念した。

 

 当面は不採算店舗を閉鎖し、残った店舗の営業を続ける。本格的な再建に向けてはスポンサー企業が必要となる可能性もある。

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