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2017年7月18日

第4回
応募者数を増やす自社でできる取り組み

 今まで、データを収集し分析することで課題をあぶり出し対策を実施していくことの重要性をご説明してきましたが、今回はその中でもちょっとした取り組みで応募者数を増やすことができる施策についてご紹介いたします。

 

≪店頭での募集活動施策は?≫

 

 「店頭における募集活動はしていますか?」という問い掛けに対して、ほぼすべての会社様で「当然実施しています」と回答されるのではないでしょうか。採用を行う上では当たり前の施策であり、一部の店舗イメージを重要視される企業様以外は店頭求人ポスター等の掲示を行っているのではないでしょうか。

 

 では、次に「店頭の募集活動からどの程度(割合)の応募者がいらっしゃいますか?」という質問に対しては今までの他の指標と同様に把握をしていないケースも多いのではないかと思います。

 

 弊社では店頭ポスターやHPなどの応募ルートから店舗ごとに何名の応募があったのかを集計しております。この無料(自社)媒体からの応募状況を店舗ごとに比較をすると、全く応募者が無い店舗や明らかに同エリアの他の店舗と比較すると応募者が少ない店舗が明らかになってきます。

 

店舗別の応募者分析イメージ

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≪何故、店舗ごとに差がでるのか?≫

 

 何故、店舗ごとに差が出ているのでしょうか?当然、立地や求人マーケットの状況などにより店頭での応募者があまり見込めない店舗も存在します。

 

 このように、数値を可視化することで問題の可能性がある店舗を明らかにし、実態を検証することが重要となります。弊社では無料(自社)媒体からの応募状況が悪い店舗を抽出し、実際に該当店舗を巡回調査したことがあります。例えば店頭求人ポスターの掲示状況を調査したものです。その結果ですが、応募が悪い店舗に見られるのは、

 

  • ①意外と多いのが求人ポスターさえも掲示していない
  • ②求人ポスターが目立たない・分かり難い場所に掲示されている
  • ③求人ポスターの情報が更新されていなく古い情報が掲示されている

 

などのケースが見られました。各該当店舗ともに採用は困っているが、「どうせ店頭ポスターからの応募などないだろう?」などの意識が伺われ、きっちりとした対応をしていなかったようです。

 

≪どの様に対策をしたのか?≫

 

 この様なケースでは、店長の意識啓蒙をしていくことが必要であり、次のような対策を講じました。

 

  • ①各店舗ごとの応募状況の開示・情報共有(店頭ポスター等からの応募実態を把握してもらう)
  • ②店頭ポスターや求人チラシなどに関するマニュアルを作成し、統一した規格で展開する
  • ③各店舗における成功事例を共有する
  • ④定期的に数値をモニタリングし応募状況の悪い店舗を指導する

 

 今回のケースでもそうですが、チェーン店を展開する企業において営業施策を展開する上では当たり前のように実施していることをするだけです。ですが、多くの企業様では人事の施策においてこの部分が疎かにされていることが見受けられます。

 

マニュアルのイメージ
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マニュアルのイメージ
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 店頭での募集活動の徹底は自社の努力でいくらでも改善ができるものであり、また応募単価の逓減などへの効果も期待できますので、是非取り組んで頂ければと思います。

 

 次回は、今までご紹介した施策を徹底するためには、「採用センターとして募集活動を集約化する」ことの重要性やメリットなどについてご紹介したいと思います。

 

 

株式会社ベクトル
■創 立 2003年6月
■E-mail info@vector-up.com
■URL http://www.vector-up.com/

谷 智史(たに さとし)
採用支援事業部 執行役員

 大手ゲーム会社で、人事(採用・教育)を担当後、2011年よりベクトルに転職、スーパー・飲食・ドラッグストア・アパレル等、多くの企業の採用を支援。

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