【高島屋】中国・上海に現地法人、2012年に開業

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 高島屋が中国に進出する。同社は2月23日付けで現地法人「上海高島屋百貨有限公司」の設立を申請、上海の有力ディベロッパーである中華企業有限公司が上海市長寧区古北新区に建築中の大型ビルへ出店することで基本合意し、現在出店手続きを進めている。開業は2012年となる見込みで、店舗面積は約4万平方メートル、投資額は約40億円。

 高島屋は地下1階・地上7階建ての商業施設棟に入居、隣には地下4階・地上30階建ての高層オフィスビルが併設される。古北新区は、現地の富裕層や外国人駐在員が数多く居住する上海屈指の高級住宅地で、現在、ビジネス街としての開発計画も進められている。

 日本の百貨店で中国に進出するのは、上海・天津などで4店舗を展開する伊勢丹に次いで2社目となる。高島屋は先ごろ民事再生法を適用して経営破綻した丸井今井(札幌市)の再建スポンサーとして名乗りを上げたとの報道もあり、百貨店各社が急激な販売不振で投資抑制に走るなか、積極姿勢が目立っている。

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