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2017年7月1日

〈ガーデニング〉
「提案」、「体験」が切り口の売場づくりで
ガーデニングの魅力をアピール

Diamond Home Center

REPORT

Gardening

ガーデニング


「提案」、「体験」が切り口の売場づくりで
ガーデニングの魅力をアピール

業態が本来得意な部門を強化することは自社の特徴を出すのに有効だ。ホームセンター(HC)にとって園芸はそのひとつ。ひと味違う独自の品揃え、価値訴求で差別化、集客につなげたい。(本誌:森本守人)

 

● 市場全体は堅調に推移

 矢野経済研究所の「ガーデニング市場に関する調査」によると、2016年度の植物分野と資材分野を合わせたガーデニング市場は前年度比100・2%の2255億円と予想されている。15年度は前年から微増となっており、都心部の市民農園や、貸し農園の開園などの家庭菜園が市場を牽引したと見られている。

 

 その中で家庭菜園向けの野菜苗、果樹苗については、生産者出荷金額ベースで15年度は前年102・6%の157億円、16年度は微増の158億円と予想されている。

 

 市場全体の推移としては、10年度からほぼ横ばいとなっており、堅調な反面大きく伸長しているとも言えないのが現状だ。HCにとってガーデニングは大きな柱の一つ。自社の特徴を活かし、新規顧客を取り込むことで売上アップにつなげたい。

 

● ユニークなテーマを工夫

今年5月中旬、埼玉県所沢市で開かれた「第19回国際バラとガーデニングショウ」。会場ではガーデンデザイナーによる、実際のガーデニングのシーンを想起させる演出が随所で見られた。写真は大賞を受賞した展示
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サヘル・ローズさんによる「ローズバルコニー」がテーマの庭。バラのほか、鉢や木製のイス、さらに中央部にはカーペットを敷くなど、大胆な装飾を行っていた
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イベントでは開催期間中、来場者を対象にしたワークショップを開催していた。「まるでスイーツのようなボックスフラワーをデザインしよう!」はじめ、ユニークな内容が多かった
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 今年5月中旬、埼玉県所沢市で開かれた「第19回国際バラとガーデニングショウ」。世界のバラと美しいガーデニングを紹介する国内最大規模のイベントだ。そこではHC企業が、特徴ある売場を実現するためのヒントが見られた。

 

 共通するキーワードは「提案」、そして「体験」である。

 

 会場では、実際のガーデニングのシーンを想起させる演出が随所で行われていた。女優・タレントのサヘル・ローズさんによる「ローズバルコニー」がテーマのコーナーはその一例。バラや鉢、木製のイス、さらに中央部にはカーペットを敷くなどの装飾を行っていた。

 

 HCでも、こういった提案型売場があれば来店客の目を引くはずだ。

 

 「体験」も重要な切り口。同イベントでは来場者を対象にしたワークショップを連日開催。「まるでスイーツのようなボックスフラワーをデザインしよう!」、「オリジナルの器でつくる多肉植物の寄せ植え」など他にはないユニークなテーマが多かった。

 

 HCでも各種教室を開く企業は多い。だがテーマやネーミングを工夫すればさらに受講者は集まるだろう。

 

 ネット通販が存在感を増す時代にあり、園芸部門においてリアル店舗ならではの取り組みを追求すれば店舗の魅力につながるはずだ。

 

Hondaのブースでは、庭にバイクを配置するなど同社らしいガーデンを提案。また同じ場所で、芝刈ロボ「ミーモ(Miimo)」の実演も行っていた
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