【米ホームデポ】店舗での電力消費量を20%削減、15年までに

2010/03/08 14:00
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 米ホームセンター最大手のホームデポは3月4日、2015年までに米国内店舗での単位面積当たりの電力消費量を20%削減すると発表した。同時に、国内のサプライチェーン全体で温室効果ガス排出量を今後5年以内に20%削減する目標も掲げた。同社は現在、世界資源研究所(World Resources Institute)および持続可能な発展のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development)が定めた規定にしたがって、サプライチェーン全体の二酸化炭素排出量の測定を進めている。

 

 同社によれば2004年以降の過去6年間で、冷暖房空調設備の刷新、省エネ型照明器具の導入、在庫補充の営業時間内での実施などによって店舗での電力消費量を16%削減できたという。削減した電力量の総計は26億キロワット時におよび、これは一般家庭20万3000世帯が1年間で使う電力量に相当する。

 

 米国では小売業最大手のウォルマート・ストアーズが、温室効果ガスの排出量を2015年末までに2000万トン削減する目標を表明するなど大手を中心に環境対策を加速させる動きが目立っている。

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