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2017年5月1日

〈ペット〉
オーナーとペットとの絆を
深めるトータル提案が重要

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ペット


オーナーとペットとの絆を
深めるトータル提案が重要

ペット飼育頭数の増加に伴い成長してきたペット関連のマーケット。主なペットである犬・猫関連の商品トレンドを見てみると、直近では猫のおやつ用フードや小型犬対応のフード、高齢化に対応するフードが大きく伸長している。(本誌:石山真紀)

 

 

 一般社団法人ペットフード協会による2016年の全国犬猫飼育実態調査によると、全国の推計飼育頭数(推定)は犬が987万8000頭、猫が984万7000頭となった。犬全体の平均寿命は14.36歳、猫全体の平均寿命は15.04歳。犬・猫ともに昨年より短くなったが、過去5年間の傾向では相対的に寿命が伸びている。

 

 飼育環境について、犬は「散歩・外出時以外は室内」が15年より微増、猫は「室内のみ」が最も多くなっている。

 

 犬・猫用のペットフードには標準的なドライフードに加え、缶詰やパウチなどのウエットフード、年齢別、犬・猫種別対応など、さまざまなタイプがある。多くのユーザーが朝晩の食事用として市販のドライフードやウエットフードを利用しているが、近年では通常の食事用とは別に、コミュニケーションを高めるための間食用の商品の利用が増えている。

 

 インテージSRIによるペット関連全体のマーケットを見てみると、16年2月~17年1月の市場規模は2321億円で前年比99%となった。

 

 カテゴリー別の売上規模を見てみると、「ドッグフード」が31%と最も割合が高く、次いで「キャットフード」の29%、猫砂やペットシーツ、ノミ取りシャンプーなどを含む「ペット用品」の25%、ケージやキャリー、給水器などを含む「ペット耐久用品」の9%と続いている【図1】。最も割合が高いドッグフードだが他のカテゴリーが前年超えとなっているのに対し、ドッグフードのみ前年比93%と大幅に落ち込んでおり、これがトータルでの前年割れにつながっているようだ。

 

 次にペット関連の業態別販売実績を見てみよう。ドッグフードの業態別での売上規模を見るとホームセンター(HC)およびディスカウントストア(DS)の割合が56%と半数以上を占めている【図2】。さらに容量別の数値を見てみるとHCではとくに4㎏以上の大容量サイズのボリュームが他の業態に比べて高くなっている。

 

 さらに伸長しているキャットフードのカテゴリーの詳細を見ていこう。キャットフードではドライタイプが売上全体の50%を占めており、ウエットタイプが20%、レトルトタイプ16%と続く【図3】。また、おやつ系のフード全体で13%を占めており、とくに食べ切りタイプのペースト状おやつを含む「キャット(おやつ)その他」は前年比147%と大きく伸長している。

 

 ペットフードはブランドごとのアイテム数の多いカテゴリーだが、オーナーにとってはペットが好む味か、健康配慮がされているかなどさまざまな購入基準があり、そのためにもバラエティ感のある売場づくりが必要になる。とくにHCはフードだけでなく用品の購入も多いため、フードや器、リビング用品などのトータル提案を行うことで他業態との差別化にもつながる。単なる価格訴求だけでなくオーナーとペットの絆を深める提案で買上点数アップにつなげていきたい。

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