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2017年5月1日

〈アクアペット〉
伸長傾向が続くアクアペットの用品市場
提案型売場で上昇トレンド取り込め

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REPORT

AQUA PET

アクアペット


伸長傾向が続くアクアペットの用品市場
提案型売場で上昇トレンド取り込め

アクアペットの用品市場は、2015年度以降、伸長傾向にある。ホームセンター(HC)の注目度は高く、各社とも独自の品揃えで来店客にアピールする。消費者ニーズを分析すると、見た目にもスタイリッシュな商品への需要が高まりを見せる。売場づくりでは、ライフスタイルや価値を訴求する提案型の売場づくりがポイントとなりそうだ。(本誌:森本守人)

 

 

● 依然高い構成比の量販店チャネル

 

 かつてアクアペットの用品市場は毎年、前年実績を割り込む厳しい状況が続いていたが、2015年(1~12月)以降は前年をクリア。直近の16年については同5%(いずれも数値はジェックス調べ)、今年度に入っても同様の水準で推移する。

 

 伸長に転じた要因は、テレビの人気番組や雑誌などが相次いでアクアペットや用品の話題を取り上げたことが大きい。一気に注目度が上がり、アクアペットを飼育する人が増加した。中でも、毎日ゆったりと楽しむことができ、生活に潤いを与えてくれる観賞魚飼育への関心が、60代や70代の高齢層の増加につながっていると考えられる。

 

 流通チャネル別の売上高構成比は、HCをはじめとする量販店が44.6%で最も大きく、専門店38%、通信販売17.3%と続く。構成比推移では、通信販売が2ケタ以上の伸長率となっており、徐々に存在感が増す。

 

 伸長傾向を示すアクアペット用品に対する、HCの期待度は高まりを見せる。各社とも専門売場を特設、品揃えを充実させるなど独自の取り組みにより、来店客にアピールしている。

 

● 白い枠の水槽が大幅伸長

 

 伸長傾向にあるアクアペット用品だが、カテゴリー別に見ると、水槽は対前年比で8%(16年度実績)、保温器具同6%、照明器具3%と、いずれも着実に需要が拡大している。マスコミで取り上げられたメダカは、用品が同12%増と2ケタの伸びを示す。

 

 水槽で、とくに販売額が大きく伸びているのが、白い枠の水槽で対前年比49%。フレームレス水槽の人気も高く、同34%増と大きく拡大する。従来型の黒い枠の水槽とは異なる、おしゃれな商品へのニーズが高まっている。

 

 照明器具に目を向けると、これまでの蛍光灯よりLEDのほうが強く支持されている。市場規模の構成比では蛍光灯8%に対し、LEDは92%と圧倒的。成長率も蛍光灯は毎年、下降傾向だが、LEDは2ケタ以上の水準で伸長を続けている。

 

 総じて、用品は単に飼育する最低限の機能だけでなく、見た目にもスタイリッシュな商品への需要が高まっている。売場でも、ライフスタイルや価値を訴求する提案型売場づくりが上昇トレンドを取り込むポイントとなりそうだ。

 

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