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2017年1月5日

〈発電機〉
手ごろな価格で多様な用途に対応する高性能・高機能化が進む

Diamond Home Center

REPORT

Dynamo

発電機


手ごろな価格で多様な用途に対応する
高性能・高機能化が進む

ホームセンター(HC)で扱われる発電機市場は、震災後の需要から一段落し落ち着いて推移しているが、さまざまな用途に対応する利便性の高さから、業務用や防災対策の非常用電源はもちろん、DIYやガーデニングなどの趣味・レジャーなどに幅広く使用されるようになってきた。これに対応して機器も進化しており、店頭では用途に合わせた適切な情報訴求がますます重要になっている。(本誌:上明戸聡)

 

 

● 小型・軽量化が進むインバータータイプ

 

 HCが扱う発電機は、比較的低価格のスタンダードタイプから、パソコンや電子機器にも対応する安定した電気を供給するインバータータイプなど、いくつかのタイプに分かれる。燃料は無鉛ガソリン、軽油などが一般的だが、カセットボンベタイプのガスを使用する機器もあり、手軽さから人気が高い。

 インバータータイプは、家庭用コンセントと同様の高品質な電気をつくることができるほか、近年は小型軽量化が進んでおり売れ筋商品となっている。

 一方、発電機を選ぶ際に重要な出力についても、さまざまなレベルに分かれている。発電機に表示されている定格出力は「kVA(キロボルトアンペア)」で表示されることが多く、一般的には使用時の有効電力である「kW(キロワット)」と同じか、近い数値になる。使用する電気機器によって起動電力や消費電力が異なるため、たとえばポンプや比較的消費電力の高いパワーツールなどを使用する場合は、発電機にもより大きなkVA値が求められることになる。

 こうした観点から用途に合った適切な機器を販売していくことが、顧客満足を実現する上では、何より重要になってくる。

 

● 災害用非常電源のほか業務用・家庭用ニーズも多様化

 

 一般社団法人陸用内燃機関協会が定期的に発表している「携帯発電機出荷実績」によると、携帯発電機の出荷実績は、2011年の東日本大震災をきっかけに大きく伸びたが、その後徐々に市場は落ち着き、現在はおおむね10万台前後の市場規模となっている。震災前と比較すると2倍程度に拡大している。

携帯発電機出荷実績 資料:一般社団法人陸用内燃機関協会
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 その後、各地で災害が頻発しているという事情もあり、災害時の非常用電源としての価値を広く浸透してきた。また、さまざまな事業者が現場で使用する業務用ニーズも多様化している。従来から使用されてきた建築現場や電気工事、道路工事などの現場のほか、移動販売や警備用など、使用シーンは幅広い。家庭用ニーズも幅広く、アウトドアでのレジャーやDIYなど、多様なシーンで活用されている。

 店頭では、こうした消費者に対して想定する使用シーンに合った適切な機器選びをサポートしていく必要がある。また機能・性能だけでなく、購入後のメンテナンス体制や、保証体制についての関心も高い。メーカーによって対応が異なるため、十分に説明しておくことが重要だろう。

 

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