ホーム   特集&連載    DRMオンライン・ピックアップ    ダイヤモンド・ホームセンターView Point 
記事タイトルバナー
2017年1月5日

〈ガーデニング〉
客数アップが売上増のポイント
求められるロス率を低減するためのMD

Diamond Home Center

注目企業

アース製薬


商品を通じ「安心」を提案、ガーデニング市場の拡大を図る

 

園芸ブランド「アースガーデン」を展開しているアース製薬。同社が行ったユーザー調査では、薬剤の成分に対する不安や、どれを使えばよいのかわからないという悩みなどが明らかとなった。2017年は「安心」をキーワードにした商品戦略で、ガーデニング市場の活性化をめざす。

 

● 食酢100%の「やさお酢」を発売

 

食酢100%の殺虫殺菌剤「やさお酢」
拡大画像表示

 アース製薬は2017年、ユーザーが抱いているさまざまな「不」を少しでも払拭し、「安心」を届けていくための商品戦略を打ち出した。

 同社が17年春に発売する新製品の中で、力を入れるのが殺虫殺菌剤の「やさお酢」だ。酢は元来、害虫防除に有効なことは知られているが、同社が独自にブレンドした食酢を成分に採用することで害虫駆除効果を高めた。

 成分は食酢100%で、あらゆる植物に使用できる。アブラムシやハダニ、コナジラミ、うどんこ病を防ぐとともに、発生後の殺虫効果もある。また、約2週間くり返し散布するとアブラムシの増加を1カ月程度抑える持続性も特長だ。

 同社が行った調査によると、「ガーデニングの害虫駆除で市販の薬剤を使用しない理由」として「成分などが怖いから」(32.8%)という回答がトップとなった。「使用するのが面倒だから」(14.4%)、「何を使ったらいいのかわからないから」(11.8%)などの回答と比べても回答率が顕著に高く、成分に関して不安を感じているユーザーが多くいることが明らかとなった。

 こうしたユーザー層に向けて、「やさお酢」や安全性の高い成分を使用した商品を提案していくことで、市場拡大を図っていく方針だ。

 

● パッケージはわかりやすくリニューアル

 

わかりやすいデザインに一新した「あめんこ」のパッケージ裏面
拡大画像表示

特長が一目でわかるデザインになった「アースガーデンT(葉を食べる虫退治)」
拡大画像表示

 同社は、商品設計を通じてユーザーの不安の解消を図るとともに、商品パッケージに関しても、ユーザーの不満点の解消に取り組んだ。

 パッケージに記載されている商品特長や散布方法、適用病害虫などは、商品を購入する際の必須情報だ。しかし、同社には、「文字が多い」「小さくて読みづらい」といったユーザーからの不満の声が寄せられていた。そこで、短時間で理解してもらえるよう、イラストで特長を視覚的に伝えるほか、図表を行ごとに色分けするなどの工夫を施した。

 同社によると、従来のパッケージでは内容を理解するために12.6秒必要だったが、新しいパッケージでは3.6秒と劇的に短くなったという。商品を正しく理解しにくいとき、一度店頭で手に取った商品も、棚に戻されるケースが多い。その意味では、9秒の短縮は売場でのチャンスロスの削減に大きく貢献すると考えられる。

 こうしたユーザーへのわかりやすさの提供は、新発売する殺虫剤「アースガーデンT(葉を食べる虫退治)」のパッケージにも反映されている。「葉を食べる虫退治」というコピーを前面に打ち出すとともに、虫に食べられた葉のイラストも加えた。適用害虫名を強調するよりも、「葉を食べる虫」に効く点を訴求したほうがユーザーにとってはわかりやすいためだ。

 同社では、「安全」かつ「わかりやすい」商品のラインアップを拡充することで、ユーザーの不安や不満点を解消し、ガーデニング市場の活性化につなげていきたい考えだ。

「アースガーデン」2017 年の注目商品

殺虫殺菌剤「あめんこ」


こちらも「食品成分」であることが一目でわかるデザインに。使用回数を気にせず使えるのも特長だ

殺虫殺菌剤「アースガーデン スターガードプラスAL」


いろいろな植物に幅広く使えるのが特長。17年は、家庭菜園で人気のミニトマトにも使えることを積極的にアピールしていく

殺虫剤「アースガーデン オールスタースプレー」


適用作物は450種以上。浸透移行性により薬剤が葉裏まで広がるため、害虫に直接かからなくても退治できる

殺虫剤「アースガーデン オールスタースプレー」
拡大画像表示
殺虫殺菌剤「アースガーデン スターガードプラスAL」
拡大画像表示
殺虫殺菌剤「あめんこ」
 
拡大画像表示

DRM online 関連記事

Special topics