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2016年11月1日

〈年末大掃除〉
年末の大掃除に対する意識は高いのだが
なかなか実施できないのが現状

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REPORT

Cleaning

年末大掃除


年末の大掃除に対する意識は高いのだが
なかなか実施できないのが現状

大掃除に対する意識はいまだに高いのだが、実際の行動につながっていないのが近年の傾向だ。人々のライフスタイルに合わせて、顧客へのアプローチも変化が求められている。(本誌:渡辺圭史)

 

● 近年の大掃除事情

 

 ダスキンが2015年11月、全国の20歳以上の男女計2080人にアンケートを行ったところ、77.4%が「大掃除する予定」と答えた。しかし、前年の大掃除実施率は実に58%という数値。「今年こそ大掃除をしたい」、「普段やらない場所を掃除したい」、「普段より念入りに掃除したい」と意欲を持っていても、仕事が忙しくなったり、大掃除の日を家族で合わせられないなど、さまざまな理由によって、大掃除の時間を確保できないでいる。

 

 

● 変わらない苦手意識

 

 時間が取れなくなっても、大掃除で多くの人が気にしている場所は変わらないようだ。アンケートでは、大掃除をする予定の場所として、「キッチン」、「レンジフード・換気扇」、「リビング・ダイニング」「浴室」「窓・網戸」などが上位にランキング(表参照)。中でも「レンジフード・換気扇」は、できれば掃除したくない場所として最も多く挙げられている。以前の体験から、不得意と感じている人が多いようだ。しかし、敬遠していると、油汚れはこびりつき、さらに落ちにくくなるので、注意しなければならない場所でもある。

 

● 日程にも変化が

 

 例年、大掃除は仕事納め近くの土日に行われる傾向がある。しかし、16年の年末は3連休が控えている。この連休をレジャーに使うと、年内は連休後の土日がないので、大掃除実施日が前倒しになる可能性が出てきた。昨年はアンケートの結果によると、大掃除予定日で最も多かったのが12月27日(日)の34.2%。27日以外はどれも僅差であった。15年は仕事納めの日が、土日を挟んだ25日(金)と28日(月)以降に分かれてしまったので、予定日も分散したようだ。

 

 大掃除のスタイルも変わり、汚れにくい住環境への変化、共働き世代の増加などにより、一日に限定して掃除をすることがなくなってきた。こまめに、日を分けて掃除する人も増えているので、大掃除の小分け傾向も加速されそうだ。このように大掃除の分散化が進むなか、今年はさらに掃除シーズンの長期化も考えられる。

 

 

● 市場への訴求力

 

 前述のように大掃除をしたいと思っている人は多い。たとえ、顧客の需要が分散したとしても、小売店などでは、大掃除に対して高い意欲を持つ層、8割弱のターゲットユーザーを取り込まなければならない。それには商品個々の特徴、簡便性や利便性をアピールする、ユーザー訴求力が問われることになるだろう。

 

 とくに23~25日が3連休となり、大掃除の実施日がより分散される可能性のある今年は、その前週の土日となる17~18日も含めて顧客へのアプローチを行う必要があるかもしれない。掃除のスタイルの変化に対応すべく、より早い段階でのアクションは必要不可欠な要素だ。

 

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