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2016年9月1日

〈パワーツール〉
DIYニーズは堅調に推移
ターゲット層別の幅広い品揃えが重要

Diamond Home Center

REPORT

Power Tool

パワーツール


DIYニーズは堅調に推移
ターゲット層別の幅広い品揃えが重要

DIYでのセルフリノベーションが人気を集めている。女性を含むビギナー層の参入が期待されるなかで、パワーツールの機能を活用することは、ビギナーだからこそ重要である点を訴求していく必要がある。ホームセンター(HC)では、プロ層に向けた高機能・高価格帯の商品から、ビギナー向け商品まで幅広く取り扱うが、新規ユーザーを獲得していくためには、より魅力的でわかりやすい店頭提案が必要になっている。(本誌:上明戸聡)

 

● 電池式ドリル、ドライバーが生産台数を伸ばす

 

 パワーツールの主力である電動工具市場は安定的に推移している。「DIY女子」という言葉が脚光を浴びているように、独自のライフスタイルを構築する手段のひとつとして、セルフリノベーションがトレンドとなっており、既製品ではなく、自分なりのインテリアや家具を手づくりする層が増えている。

 また値ごろ感のある組立家具を専門店で購入し、自分で組み立てるケースも増えている。こうした動向も電動工具を使用するアマチュア層のすそ野を広げる効果につながっているといえそうだ。

 経済産業省の「生産動態統計調査」によると、2015年4月から16年1月までの電動工具生産実績は台数ベースで前年と比較して93.3%と減少。しかし平均価格が上昇傾向にあることから、金額ベースでは98.4%微減にとどまっている。

 製品別に見ると、全体的に減少しているが生産量のウエートが最も大きい「電池式ドリルおよびドライバー」が大きく伸びていることが目立つ。

 タイプ別に見ると、勢いがあるのは、リチウムイオン電池を搭載したコードレスタイプ。価格帯は高くなるが、コンパクトで扱いやすいのが特徴だ。バッテリー性能の進化によって、小型でも高出力・長時間作業が可能になっており、本体だけでなく電池パックの販売動向にも勢いがある。

 

● ビギナー層向け商品開発も活発

 

 DIYに関心を持つ層に向けて、バワーツールの機能や魅力をアピールしようとするメーカーの動きも活発化している。親しみやすいカラーリングを採用したエントリーモデルやデザイン性を重視した製品の投入も行われているほか、店頭での情報発信をターゲット層に合わせて再構築し、より緻密なものにしていく売場提案など、ビギナーにとってもわかりやすい売場をめざす動きが進行中だ。

 一方プロニーズは経済環境などの影響を受けやすいが、買い替え需要を中心に底堅い基調にある。プロユーザーは、工具の種類ごとに信頼できるブランドを選別し、機能性重視で商品を選ぶ傾向が強い。評価の高い高スペック商品を確実に品揃えしていくことが重要だ。

 パワーツールは、幅広いユーザー層に対応する必要があるカテゴリーだけに、より的確な売場展開を常に検討していく必要がある。

 

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