【スポーツ用品市場】17年は2.3%増、18年も拡大続く見通し

2018/06/27 15:55
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 国内スポーツ用品市場の拡大が続いている。矢野経済研究所の調べによると、2017年のスポーツ用品市場の規模(国内出荷額ベース、推計)は前年比2.3%増の1兆4685億円となった。

 少子化によってスポーツ競技人口は減少しているものの、スポーツシューズやスポーツアパレルを普段着として着用する「アスレジャー」のニーズが広がっている。また、インバウンド(訪日外国人客)需要やランニングブームもスポーツ用品市場を活気づけており、18年も3.0%増の1兆5122億円と市場の拡大が続く見通しだ。時間や貯蓄に余裕のある高齢者のフィットネス参加意識が高まっており、シニア層の需要も市場拡大に寄与するものと考えられる。

 17年の市場規模を分野別に見ると、スポーツシューズが4.2%増の2944億円、アウトドアが5.3%増の2100億円。ゴルフも1.7%増の2591億円と2年ぶりのプラスとなった。釣りは2.4%増の1350億円と堅調に推移した。一方、14年と15年は2ケタ成長だったサイクルスポーツは0.3%減で2年連続のマイナス。野球・ソフトボール(0.5%減)、サッカー・フットサル(0.9%減)、スキー・スノーボード(8.0%減)、テニス(0.2%減)などは市場が縮小した。

 

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