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2015年7月31日

クラウド型ファイル共有サービス「SmartBiz+」
ルート営業に効果的なタブレットの組織活用

 タブレットをビジネスに導入している企業、あるいは導入を検討している企業は少なくない。その一方でタブレットの活用を始めたものの、利用するチャンスがないという声や情報システム担当からは管理が煩雑になった、セキュリティが心配という悩みも聞こえてくる。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「SmartBiz+」は、大手企業での導入が拡大している。クラウド利用で容易にタブレット導入ができ、その効果に対する評価が高いのがポイントだ。

 

セキュリティの強さで競合サービスと差別化

 

CTCクラウド・セキュリティ事業推進本部クラウド・セキュリティマーケティング課 木本惠太氏

 「SmartBiz+」は、基本的にはSaaSで提供されるファイル共有サービス。クラウド上のサーバーストレージにデータを格納しておき、タブレットからそのデータをダウンロードする仕組みだ。「SmartBiz+」以外にも同種のサービスは、比較的多くソリューション提供されているメニューだ。そうした数多あるサービスの中から、何をチョイスするかでユーザーの利便性向上や、管理者の負担軽減、セキュリティ向上などタブレット導入効果が決まってくる。

 

 「SmartBiz+」は、まず国内のデータセンターで運用しており日本の法令に準拠していること、端末ごとに生成されるデバイスIDで識別することで端末ごとに利用制限をかけられること、さらにダウンロードしたデータは端末のアプリケーションのメモリー領域に一時保存され、利用後、もしくはあらかじめ設定された時間が到来したらメモリー内から自動削除される。「情報システム担当者にとっては、利用するサービスが増えればそれだけセキュリティへの配慮が必要になる。SmartBiz+はとくにセキュリティ機能を簡潔かつ強固に備えたのが特長」と、CTCクラウド・セキュリティ事業推進本部クラウド・セキュリティマーケティング課の木本惠太氏はセキュリティの強さをアピールする。

 

 端末固有のIDで識別し、しかもユーザーのID、パスワードを端末と紐付けることで、万が一の盗難や紛失といった事態でもデータを見られることはない。しかもデータ自体が一定の時間で消去されることで、より安全性が高まる。

 

電波状況の悪い場所でもプレゼンテーションが可能

 

 木本氏は「SmartBiz+」のユーザー層について「ルート営業の担当者など社外、現場に出る機会の多い人にアピールしていきたい」と強調している。従来、営業マンが社外で営業活動をする際にはポータブルなノートブックPCなどを持参するのが普通だった。それをタブレットに代替させようというのは、小型であってもノートブックPCは重い。タブレットに置き換えることで、営業マンのビジネスバッグは軽くなる。

 

 従来、ノートブックPCに社内ネットワークから営業ツールなどのデータをダウンロードしたり、オフィスのPCにデータをダウンロードしてそれをUSBメモリーなどに格納して持ち出したりすることが一般的だった。その“データを持ち出す”ことがセキュリティ上の問題であり、情報システム担当者など管理者の頭を悩ませる要因だ。

 

 「SmartBiz+」の場合、データを持ち出すのではなく外からクラウド上のデータにアクセスして利用する。端末のハードにキャッシュするのではないという点で、セキュリティ対策は高いが、アプリケーションのメモリー領域にデータをダウンロードすることで、地下など電波状況の悪い場所でも動画などのデータをスムーズに見せることができる。

 

 営業企画担当者といった管理者側では、端末ごとつまり営業担当者ごとにフォルダを見えるか見せないかといった権限付けができる。業務によって必要なデータを切り分けることで、安全性も高まる。また新しいキャンペーンが始まれば、それに必要な販促ツールなどを「SmartBiz+」にアップしておけば、営業マン全員が同じファイルを使用できる。営業マンもマイフォルダを利用して、顧客先で得た情報を記録することも可能だ。

 

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