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第33回

2015年1月6日

英キングフィッシャー B&Qの中国事業を譲渡へ

阿部 幸治

 英・キングフィッシャーは12月22日、中国でホームセンター事業を展開する「B&Qチャイナ」株式の70%を現地小売業のウーメイ・ホールディングス(物美控股集團)に1億4000万ポンド(約255億円、1ポンド=182円)で売却することを発表しました。


 「B&Qチャイナ」は1999年に中国1号店をオープンし、現在39店舗を展開、3000人以上の従業員を抱えます。一方のウーメイ・ホールディングスは94年設立、北京を本拠地とする小売チェーンで、中国国内で650店の食品スーパー、10店舗の百貨店を展開します。なおこの売却には中国商務部の承認が必要となっており、認可がおりれば、15年上期中に売却が完了します。


 昨年末キングフィッシャーのCEOに就任したばかりのベロニク・ローリーは「(今回の売却により)、我々の金融資産や経営能力を、より大きく魅力的な欧州のホームセンターマーケットに集中させることができる」とコメントしています。


 B&Qチャイナは、近年は数百万ポンドの赤字で推移しており、決して赤字幅は大きくはないのですが、黒字転換ができないできました。日本以上にDIY市場が未成熟な中国の住マーケットに対応するのは至難の業というわけで、ホームデポもすでに撤退しています。


 今号のダイヤモンド・ホームセンター誌でヨーロッパDIY小売業協会のジョン・ハバート事務総長が語っているとおり、「HCは基本的に地場産業、その国の文化にマッチした店作り、売場づくりへの適応力がなければ撤退を余儀なくされる」のです。
 

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