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2011年3月11日

流通向けクラウドサービス
「NeoSarf」でCRMの提供開始へ

 小売業にとって顧客接点を拡大し、それをどう売上アップにつなげていくかが大きな課題。消費者の嗜好は多様化し、消費者にとってはリアル店舗とバーチャル店舗の垣根が取り払われている時代にあって、顧客情報の積極的な利用が流通業の直面する問題を解決する方策のひとつとなる。その一方で情報システムの導入・運用経費は増大を続け、経営を圧迫する要因にもなっている。

 

 そこで注目されるのがクラウドサービス。NECも流通向けクラウドサービス「NeoSarf」のメニュー拡大で流通業のシステム改革をサポートする。 

 

社会環境、市場環境の変化に対応できるのか

 

 流通業を取り巻く環境は、大きな変貌を続けている。近年は少子高齢化といった社会環境の変化、消費者のライフスタイルの変化と嗜好の多様化といったように、デマンドサイドの変化への対応を常に求められている。そうした変化に対し、迅速に対応できる小売業が勝ち残る構図は、より強まっているといえるだろう。

 

 日本の流通業界は、高度成長期から隆盛を極めた百貨店業界の凋落が激しい。日本百貨店協会のまとめによれば、2009年の年間売上高は6兆5841億円で、ついに7兆円を割り込み、2010年についても6兆2921億円と13年連続で前年を下回っている。

 

 一方、日本チェーンストア協会がまとめた2010年の年間販売額でも12兆3556億円で前年を2.6%下回り、前年割れが続いている。日本チェーンストア協会の会員企業数は03年に比べ40社減少、店舗面積は拡大しているものの店舗数が約1000店、減少している。このように百貨店やチェーンストアが苦戦を強いられるなかで、アパレル専門店や家電量販店は多店舗展開を軸に売上を伸ばしている。さらにインターネット上のECサイトも着実に市場を拡大している。

 

 ECサイトを中心としたインターネット通販、テレビショッピング、カタログショッピングを利用する消費者も増加している。店舗に行かなくても手軽に商品購入ができるという利便性が人気の理由。とくにインターネットの普及で商品そのものの比較や価格の比較が容易にできることでECサイトを中心に、利用者はこ れからも増えていくことが見込まれている。

 

 ネットスーパーが買物に不便な地域だけではなく、都市部での利用度が高いのも、生活パターンの変化や嗜好の多様化が理由である。市場の変化をいち早くとらえて、顧客接点を拡大し購買行動を喚起。そして長期的な売上アップにつなげていくかが流通業に突き付けられた課題だ。

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